山道でダッシュ&インターバルを合計10本やったあと、
ま、取り敢えず一本木の峠まで登るのはいつものことですが、
去年の春は倒木で通行困難になっていた 『エボシ岩』 の登山道が、
きれいに直っているといううわさを聞き、
ちょこっと見に行ってみることにしました。
一本木の峠
ここからエボシ岩までだいたい1時間前後ぐらい。
去年の5月ごろは、この登りの先で尾根上から右へ下がるあたりから
登山道が倒木にふさがれ、荒れ放題となっていて、
止むなく途中で撤退してしまいました。
去年の5月4日の登山道の様子
が、越知町の方に聞いたとおり、今年は倒木(ちゅうか、伐採木かも?)が
すっかり取り払われていて、ばっちり、登山道が見えていました!
今日(2009年6月7日)の様子。
しばらく、横道を進むと、また小さな尾根というか、コルのようなところへ
出ますが、ここでもまた右下の横道を辿っていきます。
尾根に沿って登っていく踏み跡がまっすぐ伸びていて紛らわしい場所で、
以前は小さな道標(エボシ岩→)があったのですが、なくなっています。
ちなみに画像にバッテンを付けた、尾根に沿って登っていく道は、
草茫々の場所に出て、行き止まりです。確か変な鉄塔があったような、、。
登山道は右側が下斜面となっていて、足元から下は最初は植林、やがて
自然林となっていきます。
倒木が。。 ここは、くぐらなきゃいけませんね。
下側の枝、切ってくれています。
この先でやや、足元が狭く、スリップ注意な場面があり、
そこに来ると私は思いっきり慎重モードになります。
影地で内側に窪んでいるという見た目もあり、苦手な場所だけど、
ここまで来たらそこを渡りきらないと甲斐がないので我慢して歩を進めます。
一本木の峠から1時間弱、エボシ岩のあるピークまで来ました。
この先のピークに登ると、エボシ岩があるのです。
ピークに登ると祠があり、そして大きなエボシ岩が目の前に。
見晴らし満点です。
鎖を伝ってエボシ岩の上に登るあ~ぴょん。

よっこらせ。。
エボシ岩の上で景色を眺めるのは気持ちいいですが、
風がざわざわと吹くのでちょっとおっかなかったりします。
岩の回りは360度、断崖絶壁ですが、4、5人ぐらいはわりとゆったり座れるかな。
10人だと、、、だいぶ怖いと思う。上がれなくはないかもしれないけど。
エボシ岩の上から、いつもだんだら坂ダッシュをやっている
かむと嶽も見えてます。
ぐるっとひととおり景色を眺めてから、
足元に注意しながらエボシ岩から下り、来たルートを戻りました。
足元が狭くてずりこけ斜面な場所は、引き返すときもやっぱり慎重に。
足場が狭くてズリッとなりそうな場所は、山側の土に登山靴の先を
ガッガッと突っ込んで、確実に止めながら一歩一歩ゆっくり・・・。
まあ、滑ってもすぐ下で止まるとは思いますが、やっぱり滑りたくないすから。
足場が恐い山道を一人歩く時って、私は、
一歩、(セーフ)=生きてた、、一歩、(セーフ)=生きてた
というのをひたすら積み重ねて、安全な道に出るまで我慢して歩きます。
根が、臆病なのです。
そんな時ふと、、今日も思ったのですが、
自分という意識って普段、ずうっと連続してつながっている、
一つのものだと思って生きているけど、
もしかしたら、この一歩、一歩みたいに、一瞬一瞬がただ積み重なっている
だけなのかもしれない。 パラパラ漫画のように・・・。
ほんとは一瞬一瞬の積み重ねでしかないのにそれを過去からずうっと
変わらない自分だと勘違いして生きているだけなのかもしれない・・・。
などと思ってしまうのです。
そんなことを考えながらこわごわと、一歩、また一歩と横がけの道を渡りきって、
ああ、生きていたー、、、とホッとするのです。
足場のしっかりした登山道まで来たところで日常な思考に戻るのですが、
今日はそこでいきなり、マムっちゃん(マムシ)にばったり!
わーっ! と一声あげてしまいましたが、ぜんぜん攻撃的な子ではなく、
体も中くらいで、こちらの様子をうかがいながらゆっくりと去って行ってくれました。

まむっちゃん。頭はすでに茂みに隠れています。
まあ、これからの季節、足元は丈夫いスパッツで覆うとかして
来たほうがいいかもしれません。
いや、マムシだけじゃなく、下草なども伸びてきますからねー。
やっぱ山好きだなー、あちし。
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