ちゅうか、すいません、おんちゃんのせいではないのだけども…。
あそこで会っていなかったら、もしかしたらあ~ぴょん、ちゃんと登頂していたかも、、
いや、やっぱりやめたかなあ?
駐車場で、アイゼンをザックに入れなかったのが失敗やったー。
まあ、直下止まりで終ったことはあんまり問題やなくて、「これやきメジャーな山は
ときどきめんどくさい」 と、思う日でありました。何がって?
おんちゃんの言うことが…。
今日はねー、休みの消化で、せっかく天気も良くてすんごい温いし、
高めの山に登ってもえいかなー、、と思って、いろいろ迷ったけど、結局寒風山へ。
去年の夏の、あの苦い寒風~笹縦走(一ノ谷橋へ下山)以来の寒風山。
ほんまは寒風止まりにするがは、あ~ぴょん的には甘えやという思いがどっかに
ありながら行ったんやけどねー。
登山口へ着く手前の、林道寒風大座礼(西)線でちょっと車を止めて、ぱちりこ。
チチ山~冠山の稜線が見えています。
雲が、、縦に整列しちゅうがが面白いろー?
寒風茶屋の駐車場には車が4、5台止まっちょった。愛媛ナンバーが多かった。
ここで、、アイゼン一応入れて行くか、と思ったのに結局忘れて登り始めてしもうた。
まあ、ずうっと雪はないし、大丈夫かなー、、と思いながら、
取り付きの急登をけっこうハイペースで登り始めたもんやき、いつもの心拍数より
ちょいきつめまで上がってしもうた。いったんこうなると、ペースを弛めても登りが
続く限り、楽なレベルまで心拍数が下がらんかったりする。
まあちょこちょこ調整しながら、あんまり小鳥の声が聞こえんけどコガラだけは
3羽ぐらい近くに寄ってきてくれるので眺めたりしながら、登っていきました。
桑瀬峠に着くと、わー、空の色とウグイス色の笹と、たなびく薄雲のコントラストが
めっちゃきれいー!
桑瀬峠。
対照的に、寒風山と逆方向の伊予富士の、北側のキレットにはまだまだ雪が
残っていて寒そうやった~。
寒風山への日当たりのいい笹道を、どんどん登っていって、青っぽい岩場が
近くなってくると、愛媛県側にたなびく霞がこれまたきれいやった。
そしてさらに登っていくと、あれ?「近道 ハシゴ有り」 らあいう分岐ができちゅう。
目で辿ると、ホツツジが群生しちゅうコブに手前から取り付いて登っていく道が
できちゅう。登ってみるかー、ということで、ハシゴを登る。
登って上の段へ上がると、下からの道と合流して、
そこからまた岩場の鉄ハシゴを登って行く。
これって↓、わざと揃えたがやろうかねー?
1999.9.9。2つ目のハシゴに付けられたプレート。
ここを登って、いったん北側の尾根下に下りて横道を進めばあと20分ぐらいで
山頂やー、、、とか思ったとき、行く手からオンチャン連の声が聞こえてきた。
「ここは、危ない。滑るからねー、ここだけは注意せんと。」
えーー、、、ももしかして北側、凍っちゅう?
尾根下にいったん下る場所があるがやけど、そこを上ってくるオンチャン4人が、
慎重に登ってくる足元は、、、アイスバーン。。 めったーーーー、、、
オンチャン達は、行きはここでアイゼンを履いて通過したそうだ。
今は履かずに上がってきたけど、下るのは滑るよー、恐いよー、アイゼン持ってる?
持ってねーーー。
モチベーション下がる~。
ちょうどここでオンチャンたちに会ったのは、危ないという警告なのか、
あんまり脅かすのであ~ぴょん、いったんオンチャン連と一緒にハシゴの
分岐まで撤退。 う~んんん、、、、、
分岐でオンチャンたちと別れて、とりあえずまた分岐の上まで上がり、
日当たりのいい場所で昼ごはんを食べることにした。
冠山を眺めながら弁当を食べる。大根煮が美味しかった!
去年の夏に縦走した、一ノ谷別れまでの稜線と、
下のほうに見える林道寒風大座礼線。見えているダート道全部を、
あの夏の日、鳥やN氏に歩かせてしまいました。。バカなあ~ぴょんのせいで。
それにしてもオンチャン連は、途中まで下りながら口々にしゃべるしゃべる。
「女の子一人で山に登るらあて、度胸あるねー。」
(いや、登れるのは度胸があるからじゃないって。)
「でも単独はー、もしこけて怪我でもして動けんなったらすぐに助けも呼べんと
いうことを考えたら恐いきねー。」
「ごもっともです。。。」(あ~ぴょん)
「もう、年が年やしねー、わしらあは。」
(あー、自分の事やったがか。でも半分は私に言いゆうつもりながやろね。)
「寒風山に女の子一人で登るち、たまげる。」
「でも寒風山は、距離が短いから、」(あ~ぴょん)
そんなたいそなことでは、、、、と言いかけてやめた。
単独で登る場合、遭難とか怪我とかのアクシデントがあったとき、
助けを呼べないこともある、、というリスクは必然的に背負うことになる。
それは、男女の区別に関係なく。
女子だから、遭難の確率が高くなる、ということはないと思う。
まあ、単独行の割合は女子のほうがぐっと少ないだろうけど。
一人でおべんとを食べながら、思わず口に出た。
「おまえのものさしで、アタシを計るな~!」
、、、、、。言いたくないことや、こんな本音は。
計るなといっても、ムリだ。矛盾してる。
しょせん人間は、自分の脳内のフィルターを通してでないと、
けっして世の中を見ることはできないのだから。
おべんとを食べてから、もう一度ハシゴを登って北側に回って、
ストックで凍った部分をガッガとやったら剥がせないかな?
と考えたりしたけど、ちょっとモチベーション下がってしまい、
またハシゴを登って岩場を越えるのがやたらメンドくさくなってしまった。
もうちょっとやったけど、今回はそこから下山してきました。
数え切れんほど登った寒風山やけど、途中でやめたのは、初めてかなー。
ま、それ自体はなんちゅうこともないっすけどー。
下る途中から、桑瀬峠からせり上がる伊予富士への
尾根道と、その右寄りに伊予富士。
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